プライバシーマークの意味(プライバシーマーク取得辞典)

プライバシーマークの意味(プライバシーマーク取得辞典)

プライバシーマークの意味

プライバシーマークとは、事業者が個人情報の保護について一定のシステムを導入し基準を満たしている時に使用を認められる登録商標のことです。

 

この制度の認定基準は、日本工業規格「JISQ15001:2006-個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」(平成18年5月20日改正)に基づいており、認められれば特定のマークを使うことができるのです。
使われるマークはPマークというもので、青い雰囲気のPの文字に丸い囲みがあるのが特徴です。

 

これは個人情報を適切に管理しているという意味を持ちます。
例えば個人情報というのは個人の名前や住所、電話番号など、個人を特定するために使われる様々な情報のことです。

 

近年この情報を漏らす企業が多くなり、またいろいろな形で情報漏えいがあるため、情報漏えいをしない企業であるという証明のために取得されるようになりました。

 

 

これは個人情報を漏らさないということだけではなく、セキュリティについての審査項目もあり、厳重に審査がなされているということでもあります。
ただしその一方で社員が何らかの理由でわざと漏らしたり、ハッキング攻撃などで漏れた場合は削除されることもあります。

 

ここでいう個人情報とはお客様や取引先からいただいた情報だけではなく、その会社に勤務する人たちも当てはまります。
会社に勤務する人たちの個人情報としては毎月の給料の支給額や健康診断の結果、勤怠や査定なども当てはまるとされています。

 

ちなみにこのプライバシーマークは定期的に更新の手続きを行わないと更新されません。
また、中には事業者が何らかの理由から更新を行わない場合もあります。

 

このため、かなり高いセキュリティレベルを持った企業、もしくはある程度プライバシーの取り扱いやその意味、漏洩した場合の対処法などがわかっている時に取得でき、利用することができます。

 

利用できる範囲は幅広いのですが、特に企業の営業活動で「うちは個人情報保護を行っています」と意思表示するのに使われることが多いのです。

 

特に様々な個人情報を受け取るBtoC企業は情報漏えいにも敏感で、セキュリティ意識の高い企業に発注したいと思うことが多く、このプライバシーマークを持っていることを条件とすることも多いのです。

 

また、IT系企業の場合はこのプライバシーマークがあると受注しやすいとされています。このため、営業戦略の一つであり信頼性を高めるために取得する企業もあります。


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