プライバシーマークの概要(基本的な内容)

プライバシーマークの歴史を確認!(プライバシーマーク取得辞典)

プライバシーマークの歴史を確認!

 

プライバシーマークは、一種の登録商標のことであり、個人情報保護に関しての、ある一定の基準を満たした事業所に与えられるマークのことです。

 

このプライバシーマークは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が発行しています。

 

プライバシーマークの歴史は、1998年の4月からはじまっていますので、比較的新しいと言えますが、2003年に個人情報保護法が施行される前から実施しているという点では、歴史のあるマークだと言うことができるでしょう。

 

 

事業者がこのマークを取得するためには、日本工業規格の要求事項に適合しているということが条件であるだけではなく、取得するための書類の作成や、研修などが必要とされているために、時間がかかるケースが多いというのが実情です。

 

そして、このマークを取得した事業所は、個人情報の保護に関して一般財団法人日本情報経済社会推進協会からお墨付きをもらっていることと同じことになりますので、消費者はこのマークがあるかないかによって事業所に対して信頼できる会社であるかどうかを判断することができますので、消費者にとっては便利なマークであると言えます。

 

また、事業所にとっても信頼できる会社というイメージをつくることに成功できるというメリットがあります。

 

プライバシーマークの歴史は、それまで個人情報という概念があまり発達していなかった時代から使用されていたマークということもあって、画期的な登録商標であることがわかるわけですが、事業者の側から見ても個人情報を保護するために必要な要件を満たしているということが第一条件なわけですから、マークを取得したからといって安心はできません。

 

つまり、個人情報が漏洩するようなことがあってはならないため、日々消費者の個人情報保護に努めなければならないのです。

 

もし、個人情報の漏洩などがあった場合、マークを取り消されることもあるわけです。

 

実際に、これまでの歴史において、認定が取り消されたケースはありませんが、個人情報の扱いに関して改善要請を出したケースは存在しています。

 

このように、プライバシーに関するマークというものは、消費者にしてみればその会社を信用するかどうかの判断材料になるわけですから、万が一にでも個人情報が漏洩するというようなことはあってはならないわけです。
プライバシーマークは、個人情報に対する啓発の歴史でもあると言えるでしょう。


ホーム RSS購読 サイトマップ
;